土地探しのコツ3点!土地の探し方
土地の探し方は4つ
土地を探す方法は、大きく分けて4つです。
【土地探しの方法】
1. インターネットで探す
2. 自分で売り地を探す(チラシ、人の紹介、歩いて見つけるなど)
3. 不動産会社に依頼して探す
4. ハウスメーカー、工務店に依頼して探す
土地探しの流れ「10ステップ」を知ろう
土地探しの整理の仕方は、基本的に以下の流れで行います。
【土地探しの整理】
1. エリアを決める(交通利便性、生活利便性、自然環境など)
2. 予算制約を確認する
3. 建てたい家をイメージする
4. 土地を探す
5. 実際に土地を見に行く
6. 不動産会社が土地の調査をする
7. 希望のサイズの建物が建つかハウスメーカー・工務店・建築士などに確認する
8. 買付証明書を提出する
9. 土地売買契約
10. 土地購入
土地や住宅を買う前に、自分たち家族の収入だといくらくらいの土地・住宅が望めるのか計算しなければなりません。
自分で計算することもできますが、プロに頼みたい場合はファイナンシャルプランナーに依頼しましょう。不動産会社にファイナンシャルプランナーが在籍していることもあります。
ただし、人生でかかるお金は住宅資金だけではありません。子どもの教育資金や自分たちの老後資金も必要。住宅資金にかたよらない意見が欲しいのであれば、自分で信頼できる独立系のファイナンシャルプランナーを探して相談するのがオススメです。
土地探しのコツ1:実現したい暮らしをイメージする
土地を探すことは、自分の人生を送る場所を決めるということ。30代、40代、50代……と、家族は何人でどのような生活をしたいのかをイメージして、それの生活をかなえる家はどのようなものかを整理しましょう。
ライフステージごとに実現したい暮らしをイメージする
例えば、
・子どもが小さいうちは伸び伸び遊んでほしいので広い庭が欲しい
・夫婦で車出勤なので2台分の駐車場が欲しい
・家族のくつろぎや趣味のための地下スペースが欲しい、などです。
実現したい要望をイメージしておけば、土地の候補をみたときに、自分たちに合う・合わないの判断がしやすくなります。
実現したい暮らしをかなえる必要条件と優先順位をつける
実現したい暮らしをイメージしたら、下記の流れで土地選びの準備を進めましょう。
実際の土地選びで妥協せざるを得ない場合、優先順位が低いものは諦めることも検討しましょう。
土地探しのコツ2:角地・中地の特徴を知って選ぼう
いきなりたくさんの土地候補が出てきたら、絞り込みが難しいですよね。土地には、角地(かどち)と中地(なかち)があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
まずは、土地を2つの種類に分けて考えてみましょう。
●角地
角地とは、交差する2つの道路に接している、角の区間の土地のこと。
角地のメリット
・開放感がある
・玄関の位置や駐車場の位置が選べる
・人目につきやすいので空き巣などの防犯になる
角地のデメリット
・価格がやや高め
・人目につきやすいのでプライバシーが気になる場合がある
・地域によっては人通りや車の往来がうるさい
●中地
三方が囲まれた区間の土地のこと。
中地のメリット
・角地より安い傾向にある
・プライバシーを守りやすい
中地のデメリット
・空き巣などのリスクが角地より高くなる傾向にある
・玄関の位置や駐車場の位置が1方向に限定される
・角地に比べ開放感が少ない
土地探しのコツ3:現地は必ず自分の目で確かめよう
土地探しをするとき、不動産会社は頼れる存在です。ですが、やはり自分で確認しなければいけないことも。
何をチェックすれば良いのでしょうか。
土地を買うとき、不動産会社が土地についての説明をしてくれます。しかし、説明の義務があるのは宅建業法上の”重要事項説明”に該当する部分のみです。重要事項説明にあたるのは、ハザードマップ、土地の権利関係や、その土地にかかっている規制、ライフラインの有無などです。
浸水履歴などの防災面、昼夜平日休日の土地の雰囲気などの生活面は、自分でチェックしましょう!
●自分で土地を見に行くときのチェックリスト
チェック項目 | 場所 | ここをチェック |
---|---|---|
地理院地図 | 国土地理院のサイト | 「土地の成り立ち」と「この地形の自然災害リスク」 |
ハザードマップ | ハザードマップポータルサイト、自治体のサイト | 洪水、土砂災害などのリスク情報 (地理院地図を基につくられており、より見やすい) |
浸水履歴 | 自治体 | 過去の水害で浸水したことがあるか (ハザードマップ外でも浸水する場所がある) |
地震防災マップ | 自治体 | 地震防災についてのリスク情報など |
造成前の土地の状況 ※ | 現地 | 土地の高低差、敷地の境界線など |
昼夜平日休日の状況 | 現地 | 騒音、道の混雑(交通量)、治安など |
周辺施設 | 現地 | スーパーやコンビニの位置。嫌悪施設(騒音、匂い、治安)の有無など |
物価や住人の雰囲気 | 現地 | 駐車場やスーパーの品物の価格や暮らしぶり |
土地の高低差(擁壁 ようへき) | 現地 | 近所に崖崩れや土砂災害のリスクがある場所はないか |
※造成とは、主に土を動かすことで、目的に合った土地の形状にすること。土地に高低差がある場合、住宅を建てるために造成工事が必要になることがある
現地周辺の物価や雰囲気を見るのは大切なポイントです。その地域の駐車場やスーパーを見てみてください。スーパーに売っているものの品ぞろえや値段などから、その地域の生活水準がわかります。
自分の生活水準より高いにしろ低いにしろ、あまりにも差があるところに住むと、生活し続けるのがしんどくなるかもしれません。